新政権


鬼滅は古いのだそうだ。
小学生の最新は呪術なんだそうだ。
せっかく鬼滅に乗っかったのに、と涙を流すおじさんである。

そんなことより
新政権の支持率が49%。新政権のご祝儀相場としては低い部類ではないか。その要因については他に譲るとして。
私が食いついたのはコロナ担当を全て入れ替えた人事。最初に思ったのが「誰でもできる」ということ。これまでの実績やノウハウは必要がない、ということだ。
ところが、今日のニュースでは違う見解。新総理はこれまでのコロナ対応に不満を持っていたという。確かにスタンドプレーが好きな人達ではあった。今回は実務主体の人事ということらしい。
実務能力があるにしても経験がないのはいかがなものか。無責任な言い方をすればバカでもできる仕事、とも取れるのだけどね。
もう一つ
小泉や石破などの有名人が排除されている。派閥にとらわれない人はお嫌いなようだ。外堀を埋めるような堅実なことは考えないで派閥のバランスを重視した。さらに平均年齢を抑えるためにわけのわからない若い大臣を起用した。大当たりならいいのだけど、報道を見る限り「どうして」の方が強い気もする。
株価も下がり続けている。「どうして」が数字で現れている。
もう一つ
前政権が五輪開催にこだわった。なんとなく成功はしたけど、多くの国民は???であった。
それでも無理やり開催するにはああいう人たちの行事へのこだわりがある。
例えば学校だと「入学式」や「卒業式」に異常にエネルギーを使う。
行政や大きな会社では「創立○○年記念○○」に異常にこだわりエネルギーとお金を使うのである。
下っ端には負担でしかないのだけど、偉い人たちはこれが何よりも大事らしい。今回の人事でも「万博大臣」というのがいた。
国民の支持があまり期待できないのだけど、五輪も万博も何故か野党は乗っかってこない。「このご時世に五輪だの万博だのはいかがなものか」と選挙に出ても良かったと思うのだが。野党の偉い人達もこういう国家的行事はお好きなようだ。
もっと言えば、今のご時世であのアナログな選挙は本当に必要なんだろうか。その代表が今回の自民党総裁選、選挙権がない選挙をさんざん見せられた。実際の国政選挙でも開票速報は1%未満で当確がでる。最初から当選がわかっているのならわざわざ多くの労力と血税を使うあの形態の選挙が必要なのか。
選挙という利権しか見えてこない。
これだけアナログな現状なのに「デジタル大臣」とは笑える。