火星


先週撮影した別府湾。
安物のスマホなので夜景などこの程度なんだけど。
ポイントは空に一つだけ見える星。
火星である。
ニュースではまるで今日限りの天体ショーのような報道。
彼らには火星の大接近がなんなのかわかっちゃいないなあ。
確かに今日が最接近日であることは間違いないが。
惑星は太陽の周りを一定周期で公転している。
外惑星は地球より公転周期が遅いから、急に消えてなくなるわけではない。
火星は数ヶ月前から明るく光っていた。
今月に入るとマイナス2等になって月の次に明るい天体になっている。
別に今日でなくても観測は十分可能だったし、明日からも見られる。
月食みたいにその日限りの天体ショーではないのだよ。
その皆既月食は台風のおかげで見られなかったが。
今年は木星土星と次々に接近して夜空は賑やかだ。
ちなみに
接近とは地球が外惑星を追い越すことである。
内惑星なら追い越されるということか。
火星は楕円軌道のため地球との距離が均一ではない。
そのため追い越すタイミングで大接近とか少接近と区別している。
ちなみに
月と地球の距離も大小がある。月も楕円軌道だ。
先日の満月は台風で見られなかったが、実は小さかった。
月の距離の変化・・・近地点と遠地点という。
月の楕円軌道の遠い部分で40万キロ以上離れている。
スーパームーンのときは35万キロ台まで近づく。
今回の満月は37万キロである。
ただし夏は低い空を通るのでそんなに小さくは感じないが。