国産ウナギ余ってる

なんと、うなぎが余っているという。
と、言いたいところだが閉店時間にスーパーに行けばわかる。
国産、中国産のうなぎが大量に売れ残っている。
蒲焼は消費期限が長いようで、半額シールが貼られることなく
翌日以降に1日か2日前のうなぎを買わされる客がいるようで。
稚魚の不漁が続いて、養殖ウナギの危機みたいなニュースを散々見ているが
うなぎが売り切れというスーパーを見たことがない。
(私の地域だけなのか?)
漁業など自然相手の産業は豊漁不漁があって当たり前。
ところが、最近はマスコミが結託して不漁のときだけ大々的に報道して
価格を釣り上げている。
ちょっと前にサンマの不漁問題があった。
サンマは大好きだが300円のサンマなど庶民の我が家が買うわけがない。
結局、そのときもしばらく高値が続いたあと、いつもの年の価格に戻っていった。
うなぎはもともとが高額商品、高く売れるに越したことはない。
かと言って1匹2000円もするものをハイハイと買えるほど庶民はリッチではない。
私はうなぎなど数年に一度程度しか食べていない。
かなり好きなんだけどねえ。

西日本豪雨、死者200人に
被災した方にはお見舞い申し上げます。
今回の大災害なんだが、テレビでは興味本位に
府県別の死亡数のランキング。あれでいいのか。
さて、私が気になったのは災害の発生場所と原因である。
広島の土砂に埋まって死亡した人と、岡山の堤防決壊で水死した人を
同列のランキングでカウントすることが、科学的に正しいのか。
場所も数百キロ離れている。
マスコミは世紀末のように報道するほうが良いのだろうけど。
さらに政府が総数200人とするのはずいぶん乱暴な数え方だ。

参院選挙改革:自民「6増案」 特別委で可決
今回の豪雨災害の裏で災害対策をしないで国会が開かれて
とっとと重要法案が決まってしまった。
特にポイントなのが議員6増案である。
何十年前に小さな国家、財政再建、経費節約というのが大合唱されたが
なんとこの場に及んで議員数を増やすというから驚きだ。
この手の変な法案をゴリ押しするときは大抵が選挙のため
自分たちに有利にしたいという強い願望が原動力だ。
いくら党利党略とはいえ、このご時世に議員定数を増やすとは。
それも豪雨災害対策の裏番組である。
もちろん日本は民主主義国家、国民の総意が国会の議決なんだけど。
近代的な民主主義の明治政府ができてから100年、民主主義はすっかり錆びついてしまった。
もう一つ
春に放送したNHK映像の世紀、20世紀前半のヨーロッパの3人の独裁者。
あの狂気の独裁者を生んだ背景は民主主義と国民との乖離だったと。
議会制民主主義を信用信頼できなくなった民衆が独裁者に熱狂したとある。
政治家や官僚が自分たちの論理で好き勝手に、利益誘導既得権益保身の目的で活動。
金持ちはいいかもしれないが大多数の国民は不満である。
今の時代に狂気の独裁者が現れるとも思えないが
小さい社会では先日死刑になった教祖様が狂気の行動活動。