いよいよバブルが崩壊か、今度は「自動車ローン」の危機

ネットで見かけたニュースである。
記憶に新しいリーマンショックは住宅ローンの破綻だった。
日本のバブル崩壊も不動産投資の失敗からであるから
この手の話で痛い思いをした人も多かろう。
さて、今回は自動車ローン。
アメリカ発のニュースではあるが。
記事を読むと自動車ローンの平均的な期間が80ヶ月とか。
36ヶ月で3年である。
とすれば6年以上のローンだ。
ポイントは期間や金利ではなく、そもそもが担保となるのがクルマという機械。
大切に乗れば8年や10年は持つだろうが。
8年乗ったクルマに交換価値はほぼ無い。
価値が無いものを担保にした金融なんだから危険極まりないことになる。
そもそもが動産の自動車である。
本人がなにも悪くなくても、横からトラックが飛び出してきて
ドーンとぶつかれば自動的に価値は消失するわけで。
私は不動産以外でローンを借りたことがないので、
事故に対するシステムがどうなっているのか知らないのだけど。
新車を買おうとしているのに、200万円の手持ちがないというのがなんとも。
実際に自動車営業マンに話を聞くと
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基本的には売れればいいのである。
社会問題になっている、脳みそが萎縮したじいさんであっても
おカネを払ってくれればお客様である。
さらに、そういうじいさんのほうが、しょっちゅうぶつけてディーラーに持ち込み。
修理代までたくさん払ってくれるそうで。
一番困るのがローンキャンセル。
本人は買う気満々なんだけど、クレジット会社の査定で返済能力なし、
と判断されてしまいローンが借りられない。クルマは買えないとなる。
アルバイトは仕方がないとして、自営業、零細企業の社員、
お店の経営、お店の店員、職人などそこそこいるという。
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ポイントなのは会社やお店が小さいかどうかではなくて
クルマを買うだけのおカネを持っていないということ。
持っていないからローンもおりないわけで。
(お金がないからローンを借りるわけで、話が噛み合わないが)
日本は比較的ローン審査がしっかりしているので破綻はないだろうが
そもそも作りが荒いアメ車に6年とか8年ローンはいかがなものか。
と、記事を読むと
なんと担保は日本車が多いとのこと。
と、なればアメリカ発の自動車ローンの破綻は日本にも飛び火してくることになりそうだ。