私と同世代、大学生アイドルからのファンとしては残念でしかない。
本日、告別式が盛大に行われたというニュース。
当然のことであるが、死者を美化するニュースばかりである。
私が着目したのは、発覚から手術までの経緯。
ネットでも−−−−−
肝内胆管がんって半年も放っておいていいのですか?
川島なお美さんのがん手術報道にびっくりしました。
ご本人のブログを拝見すると病気がわかってから半年後の悩んだ末に
手術とあり、セカンドオピニオンを複数求めていたようです。
−−−−−とある。
調べてみると、医師が私見を書いているのを見つけた。−−−−−
一つ目;何せ発見しにくい。私も自覚症状の無い患者さんで
健診半分って感じで腹部エコー検査をした方で、肝内胆管
が太くなっていて精査したら、肝内胆管癌だったってケースは
それなりに経験している。それ位発見するのが難しい。
二つ目;確定診断が難しい。疑って精査しても肝内胆管には
中々手が届かないし、胆汁検査しても悪性と診断される正診率は高いとは言えない。
三つ目;治療し切れたと判断しても、実際は取り切れていないケース
が存在してしまう事。壁内浸潤していたり、遠隔転移があったり。
−−−−−とある。
肝臓内のレアながんであるがゆえに、医師も病状の説明がしにくく
それを、疑った川島側がセカンドオピニオンを求めたのだろう。
結論から言えば、医師を疑った時点で川島なお美の寿命が決まったということか。
50代前半で若い上に発見されにくいがん、それを運命と思うべきか。
肝臓絡みのがんはそのまま命に関わる。
結論は半年もほっといたわけで、そのまま死んでしまったわけで。
もう一つ
結果論で語るのは簡単なことだが、1年前の診断不確定の川島なお美には
切らずにすむという希望があったに違いない。
先日、テレビで見たことがあるのだが
がんを無理に治療するより自然治癒力にまかせるべき、という医師の話。
ところが、そんな夢の様な話は運がいい人のみ。
乳がんの温存療法もあてにならない、ということも良く聞く。
北斗晶の乳がんも1年以内で2cm、乳房全摘である。温存療法などない。
早期発見、初期ガン、比較的良性のガン、という恵まれた症状以外の大半のガンは
開腹して切除するしかない、というのが現在の医療だと考える。
最近、高齢出産やがん治療などで過剰な医療技術の過信をする傾向がある。
医療は確かに進歩したかもしれないが、人間の身体は2000年前とほとんど変わらない。
川島なお美は早くにそれに気づくべきだった。