死去のニュースをNHKがトップで伝えた。
果たして、NHKニュースを見ている人で1曲でも知っている人がどれだけいるか。
基本的な情報はやはり大島渚、ビートたけしの映画の出演。
今回私が食いついたのは「グラムロック」である。
70年代から80年代にかけてロックをかじった人なら多少なりとも知っている言葉かもしれないが
アナウンサーを始めとして、グラムロックを知っている人がどんだけいるのか。
ということを踏まえたうえで、NHKがトップで伝えたということに驚いたわけで。
もう一つ
朝のとくダネ！から夕刻のフジテレビのニュースまでコメンテーターで有名な
竹田圭吾の死去について長く時間を使っていた。
多くの人が見てわかったと思うが、去年の秋頃から痩せて人相が変わっていた。
俗にいう「死相」である。
テレビを見ながら嫁さんが「あの人もうすぐ死ぬんだね」と言っていたっけ。
早すぎる死、ということだがちょっと見方を変えて考えてみた。
突然誰かに殺されたり、事故で死ねば可哀想でしか無い。
しかしながら、川島なお美にしても竹田圭吾にしても死ぬ数週間前までテレビに出ていた。
つまり、仕事をしていたということ。
脳みそがすかすかになったり、寝たきりになってからも長々と生きていることが幸せとは限らない。
50代の死は可哀想ではあるが、最後まで自分の生きざまをまっとうしたことは多少の救いである。
