友だちで悩む人の処方せん、書評

図書館で面白い本が置いてあった。
ちょいと立ち読み。
悩み相談なんだけど、知恵袋のように複数の一般人の回答が並んでいる。
変に専門家風を吹かせないので、浅いけど読みやすい。
さらに、答えが1つでないところも良いのではないか。
一例、40代で友だちがいなくて寂しい、という悩み。
1人を楽しめ。
婚活しろ。
カルチャースクールにいけ。
本音を上手に言え。
などなど、案外役に立ちそうな回答が並んでいる。
そもそも友人関係に決まった定義はなく、個人の感覚と価値観の問題。
だからこそ、だれでも大なり小なり悩むわけで。
私も友だちなどいない人生。
小中高の卒業式の日、誰と語らうこともなく1人で家にまっすぐ帰った寂しい思い出がある。
SNSで数少ない友だち登録があるが、私から申請することはほぼ無い。
また、見知らぬ人から申請されても躊躇してしまう。
多くの友だちに囲まれている人を見るととてもうらやましい。