スティーブ・ジョブズ、映画評

去年の6月にDVD化されているものを、今頃観た。
今回の映画は彼の人となり、人間関係を描いていて
アップル製品に関しては初期のものがちょこっと出てくる程度。
アップル製品抜きでスティーブ・ジョブズ自身だけに興味が有るのなら
この映画は面白いと評価するだろうが。
その上、彼を素晴らしい人間、才能がある人間とは描かれていない。
最後は一度追い出されたアップルに復帰する、というオチなんだけど
大成功という表現ではなかったなあ。
それよりも彼の『暗』の部分を強調していた。
というか、彼の言動の大半が近しい人達から見ればこういう印象だったのだろう。
他の記事を見ると彼は精神的な病気、○○障害があったのでは、と書かれていた。
間違ってはいないだろう。
過去のカリスマと呼ばれた人は大なり小なりそんな感じではなかったのか。
また、偉大な経営者という評価については私は専門家ではないのでなんとも。
素人の私から見ればどこが偉大な経営者だったのか、と首をかしげる。
スティーブ・ジョブズiphoneを作った偉大な人だと手放しで崇めている人は
一度この映画を観たほうがいいかもしれない。