バカなおとなにならない脳、養老孟司

養老孟司
養老孟司の書物の偉大なところは、題名のつけ方がうまい。
ネットや書店で釣られちゃう。
もちろん彼の才能が裏打ちされているから何度でも釣られちゃうわけだが。
実は養老孟司の文章は読みにくくてそれほど好きでない。
もともと、脳科学、解剖学の医師だから、簡単な話など彼は知らない。
この本は、そういう彼の挑戦的なもの。
子供の悩み相談だという。
本当にこんな悩みを子供たちが養老孟司に書くかは大きな疑問だが
子供たちに書いているというていが面白い。
文字は大きめ、文字数も少ない、漢字にルビまでふってある。
内容は子供向けではなくて、彼のエッセイ、教育論かな。
3歳から中高生までの子供を持つ親のための本だと思った。
『からだを動かす仕事をやれ』は納得、笑えた。