先日の盲導犬の事件に続いて、昨日のニュースで身障者に直接暴行を加えたというのをみて驚いた。
女性に暴力というのが今となっては。
女性は強くなったし、男が弱くなった。
でもね、目に障害があるとか小さいこども(赤ちゃん)に暴力というのは
どう転んでも弁護しようがない。
極悪非道、人間のクズなんだな。
もう一つはコンビニで悪事の限りを尽くして土下座させたというニュース。
どれも自分より弱い立場(と思われる)人に対する悪事。
弱いやつにだけ威張るというのは、実はいつの時代でもいるもんだけど。
ただし、そういう奴らは外道として目立たず社会の裏側を歩いていたものだ。
ところが、それもわきまえないどうしようもない奴らが増えているということ。
30年ぐらい前からの変な人権、平等意識が根底にある。
本来、頑張った人や優れた能力の人が得をするのが当たり前なのに
頑張らない人や能力の無い人も平等にしようとしたところに歪みが生じた。
能力がない上に頑張らない人たちがのさばりだしたわけだ。
同じ頃、学校では体罰は絶対ダメという感じになる。
ぶったりけったりはなんとなくわかるのだけど
廊下に立たせたり、正座させたりするのもダメになってきたところで歪んできた。
今となっては『先生がバカと言った』とか『アルバムにうちの子が写っている写真が1枚少ない』とか
どうでもいいことで心が傷ついたと訴えてくるのがいるそうだ。
もう一つ
人間のクズは強いか弱いかを言葉や態度で決めようとしている。
お店や学校に来て威張っている方が偉いと思っている。
相手が無抵抗ならなおさらのようだ。
実は違うんだな。
謝ったり土下座をするほうが偉いのである。
実際、今回の事件でも土下座した方は嫌な思いをしたが、実質的な被害はそれだけで
騒いだ奴らは逮捕されているわけで。
土下座した方の勝ちである。
土下座しろよ、と怒鳴ったところでそいつの負けということだな。
原発事故での住民説明会でも、やじに負けて東電幹部が土下座させた。
このニュースを見てこの住民たちに明るい未来はないことを悟ってしまった。
原発事故の被害者が無理に悪役になることはなかったのに。