北陸道バス事故

こういう事故はもう防ぎようがないのか。
最近は鉄道でもバスでも運行前に運転手のアルコール検査をするそうだ。
これさえすれば安心なのだろうか。
前日にちょっと深酒したなんてよくある話。
それでも、99.999…%の運転手は事故など起こさない。
持病を持つ運転手などたくさんいる。
アラフォーにもなって全く身体に悪いところがないなんて奇跡に近い。
無呼吸症候群かどうかは別にして、長距離運転手ともなれば
疲れていたり多少眠くなったりするほうが当たり前。
それでも、99.999…%の運転手は事故など起こさない。
病歴などないのにいきなり心臓などの病気で意識がなくなることもある。
それが運が悪いことに運転中だったとなると。
確率的に防ぎようがないのである。
しかしである。
病歴があり、一度以上意識がなくなったことがある、発作が起きたことがある、
となると話は別。
本人が、会社がそれを知りながら運転していたとなると過失ではすまされない。
殺人に近いのではないか。
さらに
じゃあ、病歴があるから、もしくは発症したから、会社をクビにできるのか。
労働に関する法律があるだろうし、病気の支援団体も黙っちゃいないだろうし。
不適応な人をクビにしてもよい、という法律がもしできれば
会社経営は相当合理化されるし、事故の危険も極端に減る。
ただし、それはそれで殺伐とした社会になり、失業率も急上昇するだろう。
つまり、こういう事故は防げないのである。