「卑弥呼の墓」?

奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳日本考古学協会などが立ち入り調査をした。
というニュース。
NHKではトップニュースである。
ところが、どうも煮え切らない。
理由がわかってきた。
そこには宮内庁が立ちはだかる。
陵墓(天皇、皇族の墓)として宮内庁が管理し、非公開としてきた、とある。
宮内庁のお役人たちは有名大学を出たただの国家公務員。
多分、大半の職員は歴史や考古学に興味がないのであろう。
誰の墓であろうとどうでもいいと思っている。
さらに
万一、学者の調査で古墳ではなくただの裏山だったとなれば彼らの既得権益は消えてしまう。
何としても自分の定年までは管理するという大切な仕事を守らなければならない。
もう一つ問題がある。
もし、卑弥呼の墓となると規定の天皇皇族の墓ではなくなってしまう。
(私はこのへんにうといのであくまでも仮説として)
とすれば自動的に自分たちの仕事、既得権益がなくなってしまう。
つまり陵墓(天皇、皇族の墓)として永久に存在して欲しいのである。
今さら調査などして余計なことを発見、発掘してほしくないわけで。
今回の調査も古墳の縁を歩くだけ、入れただけありがたいと思え、というスタンスのようだ。
なんていうストーリーはいかがだろうか。
WOWOWドラマあたりでこの脚本を使ってくれないかな。