インフルエンザの感染経路

ある医師のブログに興味深いものがあった。------
最近患者さんやご家族から受ける質問が「インフルエンザは空気感染するのか?」というもの。
これはよく混同されるのですが、
インフルエンザウイルスは「基本的には」空気感染はしません。
「空気感染」とは、飛沫(クシャミや咳などで飛び散ったもの)が蒸発などして
空気中に漂ってもなお、長時間の病原性を保ちながら長距離を移動するウイルスにみられる経路で、
「はしか」や「水ぼうそう」、あるいは「結核」などが代表的です。
ではインフルエンザウイルスはどうか、これは主に「飛沫感染」と言われています。
つまり直接他者が飛沫を吸い込んだり、
飛沫が付いたものに触れ、それがまた手から口、鼻についていって感染するという経路です。
蒸発して空気中に漂うにしては粒子が大きく、
またその場合の病原性も低く、有効時間も比較的短いため、
感染者に近づかない(といっても半径1mほど)、そしてうがい、手洗いで予防できるわけです。
http://blogs.yahoo.co.jp/schnee27ardler/29364548.html

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くしゃみや咳で飛んだ飛沫を吸い込んだり、手を経由して口や鼻に入るのが飛沫感染
飛沫の水分が蒸発してウイルス本体が空中で生き続けるのが飛沫核感染というらしい。
厚生労働省のHPより調べた。
そういう意味ではマスクは有効だが、手すりやオフィス道具についたウイルスを触ってしまっては
マスクは意味が無いのである。
手を洗うのである。
そんなのちゃんとしているという人が多いわけだが
仕事中にせんべいをつまみながらパソコンを打っている人をよく見る。
ポテチを食べている時に携帯をとったり、そのまま手をテッシュや紙の隅にこすって
次の作業にとりかかる人が多い。
私も絶対にしないとは言わないが、ものを食べたら必ず手を洗う。
食べる前にもできるだけ手を洗う。
仕事柄、一仕事終わるたびに手洗いとうがいは絶対にする。
世の中にはかかりやすいという人も少なからずいるだろうが
たいていは衛生面で抜けているのだろう。
特に幼児が家にいる家庭などは要注意。
彼らはなんでもさわり、なんでも口に入れる。
食べ物は食い散らかすし、自分で身の回りを綺麗にしようとする気持ちがゼロだ。
車の中も、よほどダンナが車好きでいつも掃除している、というのでなければ
子供が運んだ泥や食いカスやホコリが床やシートにたくさん。
親が、その状況に慣れてしまっているというのが原因なのかもしれない。
子供は風の子だから多少の不潔や病気は仕方ないのだが
親子でインフルエンザとかなるとその辺を気をつけなければなるまい。
医師も書いている通り空気感染はしない。
つばや手から感染しているのだ。

首から下げるインフル予防除菌剤、やけど続発というニュース。
そう考えると、このニュースの首から下げる予防剤などとは笑わせる。
消毒剤自体は確かに効果はあるのだろうけど、感染経路、予防の本質からは乖離している。