流電52004

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戦前の名機である。
1930年代は流線型が流行った時代であり
EF55やC53、C55などが流線型のボディとして特急を引いていた。
そんな中、電車も流線型で、とデビューしたらしい。
パッと見は流線型というほどとんがっていないが先頭部はすべてアールで構成されていて
造形美を感じさせる。
運転席の風防は平面ガラスだがサイドの風防は窓があいて換気できる所がセクシー。
(151系がデビューするまでは平面が主流、新幹線は試作車はアールだったが量産車は平面ガラスだった)
戦後、残った車両は少なくいろいろ改造を受けた上、飯田線身延線で70年代まで延命したとのこと。
この車両はリニア鉄道館への出品のため極力製造時の姿にしたとのこと。
私のイメージでは戦前は白黒の世界なのだが、こんな車両が木造平屋しかない国土を
さっそうと走っていたなど想像しにくい。
というわけで、かなり目立つところに展示してあった。