被災者にとって何がツライって

自然災害が起きるたびに避難所でうつろな目をしている被災者が映しだされる。
ああいう遠慮のない暴力的なテレビカメラクルーには嫌悪感しかない。
フィクションのドラマでも避難所が出てくるとこういうテレビクルーを表現している。
どんな使命感であんなひどいことをするのか、現場で聞きたいね。
他にも被災者は多くの苦労や苦しみを背負っている。
私が思うに避難所で一番辛いのは水道ではなかろうか。
水道が不通なのが何よりもつらそう。
その一つが衛生。手を洗えない。
これはつらいよな。
外で片付けをしたり、トイレに行ったり、何かを食べる前や食べた後に手を洗いたい。
この生活の基盤となる衛生が無いのはつらい。
当然、病気になりやすいし、匂いも気になるだろう。
その延長線上に水洗トイレがあり、洗濯があり、洗顔、風呂がある。
水道は電気よりも私たちの生活を支えているように思える。
飲水ぐらいはペットボトルでなんとかなるかもしれないが
実は水は衛生面に大きく影響するのだ。
比較的きれい好きの私にとってこの環境は耐えられないのではないか。
自分に置き換えてみるとぞっとする。