全国空港の9割 需要予測下回る


このニュースの最後の一文がよい。
国交省航空局は「空港によっていろんな事情があり、一概に需要予測が甘かったとは言えない」としている。
血税を垂れ流したこの大失敗事業をうやむやにする気である。
まず、当時の事業の責任者を告訴する。
すると「私は上司から言われただけで進んで事業を進めたわけではない」という。
そこで、その上司は誰かときく。
たぶんどんどん上に登って知事あたりまで名前がでる。
すると、計画は議会の承認を得たということになり
その議員を選んだのは有権者となって、私たちが悪くなる。
本来はここからが面白いところで、この議員さんたちに
「なぜ、空港建設を賛成、承認したのか」と問いただせばよい。
もし、彼らが正直に証言したとすれば
ゼネコンや土建屋の名前、さらにそれとつながっている
公益法人や当時の運輸省建設省の役人、それにぶら下がっている
国会議員の名前が出てきてさぞ賑やかな裁判になることだろうなあ。
山の中の道路や橋梁などは地域の人達が「役に立っている」と証言すれば
有益か無駄かを判断するのは難しいが、空港は利用者数などで
ストレートに結果がでるのでわかりやすい。
今回ワーストの一つの石見空港を利用したことがあるが
なんでこんなところに空港があるのかわからない、という感想を誰もが抱く
とんでもない山の中にある空港であった。
(周辺に人の住んでいる気配がないという意味)