公用車センチェリー

いくつかの県の公用車で2000万円のセンチュリー、というのがニュース・ネタ。
しらばっくれていた県もリースで年間600万円とか。
ポイントはこういう知事や議員を選んでいる市民にある。
白髪頭の昭和のおじいさん知事や議員は「何が悪いのか」と本気で思っている。
税金でいい思いをするのは当然だと思っているわけで。
せめて市民がそういう人を選ばなければいいのだけどね。
政治の世界、そうかんたんに割り切れるものでもない。
高級車は成功の証。
選挙に勝つというのも成功なんだな。
だから市民はこういうアホな知事や議会を批判する資格はない。
テレビニュースを見ていて興味深かったのが言い訳をする担当者。
上から言えと命令されたことを言っているわけだが、あまりにも悲しい。
多分栄転を約束されての汚れ役なんだろうけど。
給料をもらうということはかくも悲しいことなんだな。
かくいう私も
今日、かなり年下の上司に「作業の順番が違います」と注意された。
縦線を先に引くか横線を先に引くかのレベルの話。
結果はおなじになるのにダメだしである。
そんなことを気にしている人が出世コースに乗っかっている。
「どうせ結果は同じでしょう」などと逆らえば返り討ちにあうのは私の方。
もう一つ
我社もいよいよIT化、という研修会。
を、会議室で密の状態で一つの画面を皆で見ながら行われた。
思いっきりアナログな研修会なんだけど、お偉方は大真面目。
顧客に端末を持たせてクラウドを使って○○を使ってと壮大な計画。
ところがその端末は使用期間が8年という。
何をするにも予算がないと突っぱねてきた人たちが考えそうなことだ。
同じ端末を4年使うのはOSもCPUも限界、スマホだって4年は長い。
それを予算の関係で8年に設定というのがいかにも。
自動運転やら教育やら最新のいいことを並べていたが同じ端末を8年も使い続けるというところで時代に取り残されるだろう。
そもそも8年前のスマホを使っている人を見たことあるのか。
血税でセンチュリーに乗りたがる白髪頭の人と端末を8年使う前提でIT化という人と似ていると言えば似ている。