新幹線に貨物車丸ごと搭載

貨物用の新幹線車両に在来線の貨物車両を丸ごと搭載する「トレイン・オン・トレイン」の研究車両が
21日、JR北海道苗穂工場で報道機関に公開された。
北海道新幹線が開業すると青函トンネル区間は新幹線と貨物列車が共用するため、速度の遅い貨物列車は運行本数の削減が予想される。
JRは「トレイン−−」の実現により、同等の輸送能力の確保を目指す。
新幹線に貨物車とは何とも。
東海道でもそういう構想はあったが、旅客運用で手いっぱい、
深夜は騒音や保線の問題があり、結局ながれた。
北海道民にしてみれば新幹線は悲願のようだが
金額と時間を考えれば結局飛行機を選択するのではないか。
JRはその結論が見えているので貨物輸送を蒸し返したと考えられる。
その上、頼みの青函トンネルの耐久性が疑問視されている。
建設費は絶対に取り戻せないにしても、今問題なのは
維持費を運賃でまかなえるかということ。
80年代の大事業の一つであるが、そのどれもが本当に必要なのかといわれる。
しかしである。
今の時点ではトンネルも新幹線も無駄な事業ではあるが
近い将来、石油が枯渇してくると鉄道輸送が俄然注目される。
トラック輸送が主力では無かった昭和30年代以前に戻るということ。
長距離輸送は鉄道、末端はEVという時代になることが予想される。石油がなくなれば赤字で廃止されたローカル線が復活することもあるかもしれない。