亀井大臣は山崎豊子が描く

いよいよ亀井が動き出した。
郵政の社長人事に続き取締役人事にも元官僚をあてている。
小泉郵政改革の時にはじき飛ばされた鬱憤をここに来てはらそうと。
そもそも郵政改革については小泉路線が支持されたとして決着している。
今回の民主党政権小泉改革をすべてひっくり返せという世論はない。
郵政民営化はすでに軌道に乗っていて世論もある程度納得している。
それが勝てば官軍とばかり(亀井は勝った民主に乗っかっただけだが)に
根こそぎ引きずり下ろして自分の息のかかった官僚を据えるというのは
山崎豊子が描く悪役政治家そのものではないか。
ある意味亀井はぶれていない。
彼はずっとあのままである。
昭和の政治家だ。利益誘導しか考えていない。
権力を与えれば自分の主義主張にそぐわないものを切り捨てる。
鳩山の「友愛」とはほど遠い男だ。
特定業種、団体にはものすごく友愛だが。
亀井がこのままヒトラーのように突っ走れば、郵政で働く人をはじめとして
地方の郵便局を利用する人までものすごく困ることになる。
何度も言うが彼は特定の自分の息のかかった人にしか友愛ではない。