医療関係者でなくても
潜伏期間が数日あるのに空港での水際対策は
症状(発熱や咳など)が出ているかどうかのみなのはおかしいとわかる。
つまり潜伏期間の人間は素通りの訳で
こうなることは時間の問題だった。
メキシコで騒ぎが始まってから3週間、
妥当な時間だと思われる。
致死率は今のところ0.4%らしいが蔓延したとすればさらに低下する。
老人の施設などでは深刻な問題になるかもしれない。
が、一般社会においては普通のインフルエンザでも十分怖いし
毎年多くの感染があることを考えればそれほどの大騒ぎは必要ない。
心配なのは、ウィルスが変異してワクチンやタミフルなどが
効かなくなる強い耐性のウィルスが今度の冬に出てくることだ。
今回の騒動で厚生労働省の無能ぶりが明らかになったが
それを批判してはいけない。
彼らの考えられる範囲やできる範囲はこの程度である。
多少医学的、防疫的におかしかったり足りないにしても
彼らは最小限のことをしたという実績だけあれば十分である。
前回の日記に書いたが今日上野に行った。
駅周辺、上野公園や美術館、アメ横などどこも人でいっぱいである。
だれも本気でウィルスの感染など心配はしていない。
人混みは良くないなんてだれも認識していないのである。
TVでもさんざん脅かしておいて「過剰に反応するな」と言っている。
これでいいのだ。