子供は大志を抱くべき

子供や若者には大きな夢があるべき。
欲しいもの、やりたいこと、いきたいところ、なりたい職業。
空を飛びたい、地球を一周したい、大きな船が欲しいなど
まあ、現実的ではなくても夢を持つのはいいことだ。
発達段階に応じて、夢は欲望になり欲求となって現実に近づけようとする。
私が思春期の頃はステレオが欲しかった。
当時はオーディオブーム。
夜に少しでもラジカセの音量を上げると親や兄弟にうるさいと怒られた。
大きなスピーカーで大音量でなくていいから、ある程度の音で
夜に音楽を楽しみたいと心から思っていた。
お小遣いは無駄遣いせずにこつこつ貯めて、中学生当時から
親戚の手伝いとしてアルバイトのまねごともしていた。
将来の夢はパイロット。
広い大空を自在に飛びたかった。
時は流れて21世紀、こどもたちはどんな生き方をしているか。
お小遣いの基本は携帯電話、平均的な高校生で月に5千円から8千円。
もちろんヘビーユーザーならそれ以上もあるがあくまでも平均的。
次に携帯音楽プレヤー、iPodが人気である。
最近は老若男女に人気がでている携帯ゲーム機、DSが人気だが
ゲーマーの男子にはPSPが根強い人気。
女子はさらにお化粧道具やアクセサリーにお金がかかる。
爪にちょこっときらきらしたものをくっつけるのが流行とか。
こうしてみると今のこどもたちの欲求はほとんどがポケットに入る大きさだ。
友人同士で冒険旅行にいくなどとは考えないらしい。
冒険は3インチの画面の中でCGの景色で足りているらしい。
こんなことで少年は大志を抱けるのであろうか。