フジ27時間テレビにおもう

エンタメとは人を感動させるものだと教わったが
フジでは人を笑わせるものと教えているらしい。
確かにいつの時代でも人は笑いに飢えているから
決して大間違いな話でもない。
27hTVのコメントをみるとおおむね
「おもしろかった、よかった」というのが多かった。
どちらかというと辛口のこのサイトにおいて
意外な結果に思える。
私ら世代にはひょうきん族のスタッフが集まるというのは
とても興味があった。
また、人気のある番組を並べてきたことにも期待が高まる。
ところがすべてさんまのトーク頼みで展開するのは
いささか閉口した。
ヘキサゴンあたりまではそれなりに楽しめたが
後半はしつこく感じられた。
人気番組のレギュラーとお笑い芸人で十分つなげるはず。
日テレのマラソンを意識したのかな。
最後のたけしの自動車つぶしも大笑いできない。
高級外車を目の前でつぶすというのは、90年前後の
バブルお笑いそのものだ。
それによく見るとゲレンデバーゲンもアルファも
微妙に年式が古いように見えた。
もちろんバラエティの本質はシコミであるから
どうってこと無いのだろうが、何とも。
最後に人気アーティストを引っ張り出したりと
ある意味バラエティの本質をすべて出し切った感じだが
同時に日本のお笑い、バラエティの質の低さも
露呈した感じに思えたのは私だけだろうか。