上地に負けじ!つるの剛士、初自叙伝を発売

作家の端くれとして一筆書きます。
まじめに執筆している芸能人、ごめんなさい。
以前はテレビの普及、最近はネットの普及で
出版不況は深刻です。
拙著がどうかはおいといて
良い本がたくさん出版されているにもかかわらず
売れていないです。
メディアで取り上げてもらえればそれなりに
売れるものです。 が、
新聞広告から始まり、新聞やネット、雑誌の書評、
書店のポップ…、意外に良い本に巡り会える機会が
少ないのが何とも。
そこで目をつけたのが売れている芸能人の本。
以前は、離婚騒動などの告白本でしたが
最近はお笑いタレントのトークをそのまま活字にしたのが
目立ちますね。
その上、本人が売れていますからメディアに露出する機会も多く
一定の部数が確保できるようです。
私が思うにアイディアや話の内容は本人のものでしょうが
本当に執筆したのですかねえ。
文章を書くというのは難しいものです。
まして、一冊となると500枚程度の原稿が必要になります。
本当に多くの芸能人にそれだけの文章力があるものでしょうか。
また、相当のエネルギーと時間を消費します。
ある程度売れている彼らにそれだけの時間があるのでしょうか。
あまり、この手の出版、ニュースが露出すると
地道に執筆している作家は焦燥感を感じてしまいます。
また、本当に読書しない子供がますます増えてしまうような。