九州南部豪雨、すげーな

鹿児島県を中心に大雨になった。
時間雨量30mm以上が頻発、総雨量もとんでもない事になっている。
それより驚いたのが、この記録的な豪雨にもかかわらず
人的被害、土砂災害が最小限になっていること。
去年、一昨年の悪夢の豪雨災害の再来かとバカマスコミは
やけに期待をしての取材だったようだが。
関東南部に住んでいる私らがたまに九州を旅行して思うことは
雨の降り方の違いなんだな。
私らから見ると豪雨なんだけど、地元の人は無反応。
時間雨量が20mmとか30mmとかはそれほど珍しいことではないらしい。
人間だけでなく、その土地もその程度の雨にはなれているようで
今回、局所的な災害は起きたが、去年のような大災害にはならなかった。
九州はすげーな、と思わず言いたくなった。
もし関東や大阪などで、今回の九州の半分程度の降雨量があったとしたら
数年前の茨城県常総市付近の鬼怒川決壊の豪雨災害と同等以上の被害が出たことだろう。
もう一つ
太陽光発電システムの下支えとなっていたのは、電力会社の余剰電力買取制度。
ある意味、この買い取り価格が破格だったため、太陽光発電が普及したのだけど
この普及のための制度が今年年限を迎えて、買取価格は9割引きになるという。
つまりこれまでは300万円前後する太陽光発電システムを庶民が喜んで購入したのは
この制度の上に成り立っていた電気料金の損得勘定だった。
太陽光発電促進の補助金ありきの損得勘定であって、エネルギー保存則ではない。
そもそも、我が家の屋根に当たる太陽光で冷蔵庫や電灯や空調やテレビなどの
現代生活のエネルギーが賄えるわけがなかろうに。
絵に描いた餅、の典型例だ。
今後は多くの人が損得勘定で損をしていることに気づき、
空き地や農地に太陽光発電パネルを並べた、ベンチャーの会社は次々に潰れる。
それに投資した人は当然泣くことになる。
そもそもが、日本のように中緯度で雨が多い地域で太陽光だけでエネルギーが
ペイできるわけもないことは、ちょいと物理を勉強すればわかることだ。
役人と結託して大量に血税を流し込むことで成り立っていたわけで。
ようやく物理学の基本のき、エネルギー保存則を理解することになる。
ちなみにこの200年、一番効率がいいエネルギーは化石燃料である。
私達は余計なことなどせずに枯渇するまで化石燃料を使うことが一番の損得勘定である。