戦争反対と叫ぶ中学生(10代?)がいた。戦争の恐ろしさ愚かさを声たかだかに訴えている。
言っていることは正しいし、伝えるべき内容だ。なんだけど、違和感が強い。人生によっては私の孫くらいの子供。祖父に当たる世代も戦争を知らない。世界ではこれまでもいろいろな紛争があり戦場があったが一度も行ったことがない。つまり私らの世代以降は伝承にすぎない。仕方がないし正しいことなのだが。
伝承したこと、伝え聞いたことだけで一つの思想に囚われて大声で同調を求めるのは新興宗教と大差ないように思われる。つまり今のような戦争教育は戦前の教育と大差ないことになる。学校で鬼畜米英と教わったからそういう思想になったのと大差ない。当時はそれが正しかったから。つまり米英のことを知らずに伝承のみで敵として憎む。ただ戦争は良くないと言っているだけで何がどのようにとなると聞いた話のみになる。
私は心から戦争反対、核兵器反対と叫びたい。子供たちにもそうして欲しい。そのためには戦争のおぞましさを教える必要がある。本当の戦争反対を伝える義務がある。そこで毎年この時期似たようなことを書いている気もするが、小学生高学年から中学生までの間に広島長崎の資料館に必ず行かせる、という法律はいかがか。実はそれぞれの都市で凄惨な大空襲があったはずなんだけどその資料や伝承が地域で行われていないし資料館もほぼない。戦争を伝える資料館は広島長崎沖縄のみだ。多分戦後のGHQ、さらに国の戦争責任をごまかすためにあえて資料館などの建設を怠ったのだろう。それでいてマスコミは元気なおじいさんおばあさんをインタビューして戦争の悲惨、伝わらないね。
原爆資料館は絶対子供に見せるべき。どこかの親が「うちのコはこんな残酷なものを見せたら怖がるから」とクレームを出すだろう。その通り、戦争は二度と見たくないおぞましいこと。これを子供のうちに追体験して怖がることは間違っていない。全ての日本の子供に見せろ。その時間帯は外国人観光客などいれるな。観光地じゃない。まず日本の子供が優先されるべき。弱い子供はPTSDになるかも知れない。それが日本が80年前に犯した罪なのだ。経験者はほぼ全員が大なり小なりPTSD。
さらに余計な平和教育の冊子など税金で作らないで普通にNHK映像の世紀を見せればいい。昨日まで3週連続の放送の第二次世界大戦をやってる。全ての子供に見せるべきではないのか。
できればウクライナなどの戦場に行ってみたい。私も戦争を知らない。資料のみである。私の恩師は学徒動員で工廠にいて爆撃や機銃掃射を受けたことがあると言う。そういう戦争の恐怖を少しでも感じるからこそ心から戦争はダメだと思えるのではないか。戦争はソフトな事象ではないしソフトなやり方で伝えられるものでもない。そもそも喜んで子供に見せられるものではない。
反論もあるでしょうが、この手の反論に論戦するつもりもありません。その点ご理解を。