先日の土用の丑の日、我が家もうなぎを食した。ただしスーパーの特売で1尾980円、カチカチの冷凍状態。解凍して食べたわけだが正直美味しくない。まずペラペラ。料理酒とフライパンなどいくつか方法は知っているが、多分本質的にペラペラなんだと思う。さらに匂いというか風味がちょっとくさい。本当にうなぎなのか、蒲焼とタレでごまかされている感じがする。だったら国産の1800円とか2300円を買えと言われそうだが。
そのペラペラ1尾を3等分、私の分、嫁さんの分、翌日のおつまみとみみっちく食した。貧乏は嫌だね。
20代の就職したての頃、ちょうどこの時期におふくろがうなぎを一切れ弁当に入れてくれた。職場の冷蔵庫にでも入れておけばよかったのだろうがデスクに置いといて昼に食った。今思えば見た目や食べた感じでいたんでいることがわかったのだろうが、食ってしまった。2時間ぐらいで激しい嘔吐、職場の先輩に自宅まで送ってもらった。しっかり火が通った食材だが痛みやすいことを知った。
梅田のデパートの伊勢定のうなぎ弁当事件。
ほとんどの人が軽症だったという。いくらなんでもそんなに衛生状態の悪いことはしないだろう。それでも弁当の1個の問題ではなく、100個以上の弁当に問題があったとなると購入した人の保管状態ではなさそうだ。
お弁当や惣菜はすべてが人の手作業で作られるわけで。どの業者もどこの家庭でも気をつけているのだろうけど、やはり何かの原因で雑菌が入ってしまうのだろう。業者の場合はこうして叩かれるわけだが。
もう一つ叩きやすいのが、私のような貧乏人のひがみ根性。老舗のうなぎ弁当、うな重を食べてみたいなあ。大体1人前4000円から6000円する。先日浜松駅で購入したうなぎ弁当はうなぎが1/4切れ乗っていて1600円。これを嫁さんと半分こで食べて「スーパーのより美味しい」と感動していた。そんな私が「土用の丑の日だからうなぎを食べよう」とお気軽に4000円のうなぎ弁当を2個3個購入する金持ちにそんなにいい印象はない。
というDM。
3000円4000円するお寿司セットなんだが、店内のお皿の単価で計算してもほとんどお得感がない。さらに当たり前だけど単価の低いネタがそれなりに幅を取っている。それが特別割引5%というのはなんとも。2000円が1900円。お店まで行くためのガソリン代にもならない。そうでなくても最近100円の皿が10から20%値上がりしたとか。
こういう薄利多売の飲食業にとっては5%も利益を考えるとギリギリなんだろうけど。
こういう俗に言う回転寿司店に行くと家族連れや仲良しグループがこれでもかとお皿を積み上げているのをよく見る。お店にとっては客単価が上がるいいお客なんだろうけど、賢い人には見えないよね。ビールと一緒で最初の一杯、最初の一口が一番美味しい。我が家は夫婦で行っても会計は1000円前後である。後は帰宅して安いツマミで一杯飲むほうが経済的だ。
貧乏な私も最近スーパーで刺し身を買うことがある。「ツマミ刺し身」いろいろな魚の切れ端ばかりがグチャッと入って400円から500円くらい。意外に量があっておつまみだけでなくおかずにもなる。