雨が降ってきた

天気予報通り、今日は穏やかな天気、最高気温も14度前後、太陽も顔を見せて寒さを強く感じなかった。
ところが午後になって雲が多くなった。昨日の低気圧が北上して南風を引き込んで暖かくなったが、その後ろにある寒波との境目が夕方の曇、雨。寒冷前線の通過である。このあと冬型になり寒くなる。予定である。
正月明け、私は通常勤務よりちょっと忙しい程度。だが、年齢のせいか体が疲れ気味、酷い腰痛で寝起きの動作で苦しんでいる。今日は早めに退勤して病院に行った。

にわか雨はやんで雲の切れ間から月が出た。
木星も雲の切れ間から一瞬

帰宅してテレビをつけてニュースを。TBSだったか。最初のニュースが能登地震。今日は視点を変えて観光の話題。被害の大きい奥能登はどうしようもないが金沢から加賀にかけては大きな被害はないのに観光客は9割減というニュースだった。
「どうか、風評に惑わず正しい情報で観光に行ってください」とキャスターが偉そうに言う。そもそも風評の根源はお前たちだろう。被害の大きい潰れた家ばかりを撮影して全国に流す、中学生が親と離れて疎開して授業をする、というネタをセンセーショナルに垂れ流しているのはおまえたちだろう。さんざん被害状況だの水が出ないだのと悪い話ばかり放送しておいて、駅伝などのスポーツで「がんばれ石川」と叫んでおいて、被害がないので風評に惑わず観光に来てくれ、というのはいかがなものか。
ニュースではなく放送作家が脚本にしたドキュメンタリーを放送している。放送作家が意図した方向にニュースを歪めている。
どこが被害が大きくてどこが被害が少ないのか、地図で示したことはない。そもそもキャスターもプロデューサーも輪島や珠洲や七尾がどこなのかちゃんとわかっていないのではないか。大きく潰れた家や焼け焦げた輪島の同じ映像ばかり流して「安全です」はないだろう。能登空港だって閉鎖のニュースは散々みたけど再開、通常運用のニュースは聞いていない。金沢の駅が大きく揺れた映像は散々みたけど、新幹線在来線が平常に戻ったとは聞いていない。風評被害を作っているのはおもしろおかしく報道しているテレビ局ではないのか。
営業を再開したお店や旅館の話は面白くないので、ひたすら家族や家をなくして泣いている被災者ばかりを放送しているテレビ局のせいではないのか。