台風のあと、十六夜月


関東地方の真上を台風が通過していった。小型の台風でそれほど発達もしなかったこともあり首都圏での被害は最小限だった。我が家も風の被害も雨の被害も最小限、バラの鉢が倒れた程度で済んだ。
20時過ぎに台風の目に入ったようだったが雲が取れることはなくさらに吹き返しもその後の雨も最小限であった。気温は25度以下になりエアコン無しで窓からの風に当たりながら寝ることができた。
午前3時ごろトイレで起きた時外を見ると雲の隙間から月が出ていた。金曜の午前が満月だったので月齢的には十七夜なんだけど8月13日の月なので十六夜月としたい。これを「じゅうろくやつき」などと読んではいけない。「いざよい、いざよいつき」が正解である。

テレビニュースで駅で困っている人にインタビュー「こんなになるなんて」と言うのである。2日前から台風が関東に直撃、交通機関に乱れと散々報道していたのに「知らなかった」みたいな。ただのアホである。もう一つの考え方がある。子供と一緒で大雨が降ればずぶ濡れになりたいし、大雪が降れば雪の中を歩きたいし、大渋滞があればわざわざ混雑に飛び込む。台風など来ていれば絶好の機会だな。後で「こんなひどい目にあった」と話をしたいのだろうね。
私も後輩に苦労話や昔話をするのが大好きで基本的に嫌われている。ただね、一応目的を持った上での苦労話であって、苦労話がしたくて台風の日に出かけるというのは本末転倒だが。