中秋の名月


天気予報は当たった。
朝はかっぱを着て出勤したが帰り道は雲が切れて青空が。
そして日が沈む頃には晴天になった。
満月が上がってきた。
今日は中秋の名月だそうだ。
厳密に言うと中秋の名月が満月とは限らない。
月の周期には2つの考え方がある。
1恒星月:地球から見て、月がある恒星の向きに見えてから再び同じ恒星の向きに見えるまで
=27.32日。
1朔望月:満ち欠けの周期。新月(満月)から新月(満月)まで
=29.53日。
この差は地球が公転するために1ヶ月30度ほどずれるため。
一般的には満月から満月までの29.53日だ。
つまり十五夜の満月は厳密には14.77(月齢)となる。
いろいろな天文サイトで今日の月齢が書かれている。
私が昨日見たサイトでは10月1日は月齢13.7とある。
調べると正午の月齢だそうだ。
1日24時間だから月齢は6時間で2.5増える。
別のサイトでは19時を過ぎた今は月齢13.99と表示された。
NHKでも完全な満月は明日の朝とちゃんと言っていた。
完全な満月よりも少し左側に影がある十四夜の方が趣がある。
松任谷由実の名曲もそう言っている。
趣があると言えば月の呼び方。
先程書いた朔望月という言葉。
新月(朔(さく))→上弦の月→満月(望)→下弦の月新月(朔)
天文学では朔、望という。
望月という言葉があるし名字もある。
朔の瞬間を含む日を朔日という。
朔日を月の始まる日「1日」とする。月の始まりは「月立ち(つきたち)」が転じて「ついたち」と言うため、朔日は「ついたち」と訓読みし、「朔」だけでも「ついたち」と読む。wikiより
ついでにみそか(つごもり)とは、
満月以降月が徐々に見えなくなっていく。また晦のつごもりは「月隠り(つきごもり)」が転じ、晦は月相の意味とされる。三十日をみそかと読むのは月の最終日だから。