最高視聴率16.4%『ポツンと一軒家』

土日のゴールデン、大人が見るに耐える番組は少ない。
『ポツンと一軒家』は優れたコンテンツ、不定期のころから見ている。
理由はたった一つ、オリジナルということだ。
ひな壇タレントも最小限、取材と映像で訴えている。
MCはミーハーなんだけど、内容は硬派なんだ。
さらに登場人物は大抵が高齢者。
土曜日の第二の人生的な内容も含んでいる。
私は不便は嫌いだけど、ある程度手先は器用なので
ライフラインが通っていれば生活に困ることはない。
さらに、人付き合いが苦手なので、誰と接することがない生活に困ることはない。
集合住宅で隣の人と会ったことがない、とか
都会でも『ポツンと一軒家』候補の人たちは多い。
田舎暮らしをちょっと美化している傾向はあるが
こちら側の人間から見れば一種のあこがれであるわけだ。
もう一つ
この時期、ローカルニュースでひな祭りネタが毎日のように。
大抵がひな人形をどれだけたくさん並べたとか。
捨てるに捨てられない人形を引き取ってひたすら並べるというのは
ある意味気持ち悪い。
これが終わると、鯉のぼりを何百と並べたとか、
さらに大きな凧揚げとか、うんざりする地方創生のネタ。
私以外の人はお祭り、人混みが大好き。
我が家の近所でも夏には町会ごとに盆踊り。
そこそこの老若男女が集まっているようだ。
何が楽しいのかわからないが、需要があることは確かなようだ。
『ポツンと一軒家』とお祭り。
相反するようで実は一つの線でつながっている。
もう一つ
旧軽井沢がなぜ賑やかなのか。
観光地になる前から賑やかだったと言う。
地元の人に話を聞いて理解した。
別荘で何週間も過ごすなど、実は退屈この上ない。
繁華街でワイワイやりたいのである。
天皇は退屈しのぎにテニスをしていて美人の女性に一目惚れ。
都会でも田舎でも人が集まるところに引き寄せられる。