7割が反対、沖縄県民投票


辺野古をめぐる県民投票で7割以上がNoという結果に。
ネットで色々な記事を読んだが、興味深いのが
「なぜ辺野古に反対なのか」というもの。
政府が言うように、辺野古に滑走路ができても
県民の生活は特に変わらない。
それどころか、普天間が開放されれば経済効果の方が大きい。
金の亡者と同義のアベノミクスからすれば正しい選択である。
もちろん話はそう簡単ではない。
沖縄の基地負担、さらには戦争で悲惨な経験をした人には
軍事基地が拡大することに嫌悪感があるだろう。
それにしても7割以上が反対というのには驚いた。
もう少し政府よりの人がいると思っていた。
もう一つ
自然保護という論点がある。
諫早湾の失敗を繰り返すということだな。
東京湾や大阪湾なら何をしても構わないが
沖縄の海はだめだというまっとうな?考え方だ。
珊瑚の海を潰してリゾートホテル、なんていうネタは
70年代の手塚治虫ブラックジャックでも出てくる。
古くからあるネタなんだな。
前にもここで書いたが
辺野古の海はだめだけど、那覇空港沖は良い。
那覇空港沖は今、大量のダンプが瀬長島から入って土砂を海に投げている。
こちらの反対運動は聞いたことがない。
金武町から辺野古にかけてはサンゴの海が広がる。
さらに北側にはマングローブ林があるなど、自然の残る地域なんだ。
ところがキャンプ・シュワブやハンセン、演習場が並んでいて
立入禁止の基地の敷地ばかりが目立つ。
ブラックホークが海岸で昼夜演習しているし。
返して欲しいのは普天間だけではないのだよ。