スルガ銀行、ネットバンキングのセキュリティ

スルガ銀行ANAがコラボしたスルガ銀行ANA支店ができてすぐ口座を開設した。
ところが、その後何年か放置。
数年前、今回、ログインしようとしたができない。
IDとパスは専用のソフトで管理しているので間違ってはいないはずだが。
1週間前、ついにサポートに電話した。
すぐにつながってオペーレーターがでた。
ロックが掛かっているので、パスワードの再設定が必要だと。
言われるがままに操作。
ここでのポイントは、この時に仮ログインパスワードを設定したということ。
あとではがきが送られてきて本登録になります、ということで電話を切った。
今日午後に書留ではがきが届いた。
早速、はがきに書いてあるパスワードの数字を入力したが間違っていますと表示。
数回失敗して、ロックが掛かったとの表示。
またまたサポートに電話。
本人確認のあと、「私の言うとおりに操作してください」と
言葉遣いはものすごく丁寧だが、物言いは女王様だな。
まず、私の失敗が明らかに。
前回の電話で設定した仮パスワードを今回入力しなかったのが原因。
「えっ、じゃ、はがきに書いてあったパスワードは何???」と聞くと
「それは仮確認パスワードです。」という。
問い詰めろと、そもそもがパスワードにはログインパスワードと確認パスワードがある。
その再設定をするために仮ログインパスワードと仮確認パスワードが存在する。
つまり、前回の電話で設定した仮ログインパスワードを入力するところに
はがきに書いてあった仮確認パスワードを打ち込んだところでアウト。
わざわざ書留ではがきを送った手間と時間が5秒で吹っ飛んだわけだ。
オペレーターはまたまた女王様になって私の言うとおりに操作せよという。
今度は仮ログインパスワードを設定したあとすぐに新しいログインパスワードの設定をできるようにしてくれた。
前回もそうしてくれればよかったのに。
ログインできればそれで済むと思ったら、セキュリティはそんなに甘くない。
何かを変更したりおカネを動かすたびに確認パスワードが必要になるわけ。
私がネット口座を作った時代とは全然操作が違うわけで。
だからいろいろなパスワードの設定をしていない私の口座はロックされたと考えた。
また、1週間後にはがきが来るのでログインしてから仮確認パスワードから確認パスワードの設定をしろと言う。
それだけではない。
振込や送金の時、確認パスワードだけではダメで、送られているはずの乱数表カードの指定の数字を入力、
だけではだめでワンタイムパスワードがメールで送られるので入力、それで操作終了。
メインのメールアドレスだけでなく、ワンタイムパスワード用のアドレスの設定をしなければいけない、という。
女王様はこれでもかと苦行を強いる。
ところが、メール設定も確認パスワードがないと登録できないという。
さらに初期の口座はIDがそのまま口座番号だったが、今は口座番号とログインIDは別ということでこれも設定しろと言う。
ログインIDではなくユーザーネームと書いてあったな。
口座番号がユーザーネーム
仮ログインパスワードがログインパスワード
仮確認パスワードが確認パスワード
乱数表
代表メールアドレスにワンタイムパスワード用メールアドレス
キャッシュカードと暗証番号を盗んだだけでは簡単に乗っ取られないぞ、という意気込みはわかるが
これだけの用語と操作手順をパソコンの画面で理解して、ログインできる人は一体どれだけいるのだろうか。
そもそもがスルガ銀行は地銀としては珍しくネットに特化したということで話題になった。
ところが、今となってはユーザーも簡単には理解、操作できない難攻不落セキュリティになった。
せっかく苦労して使えるようになりそうだが、利用するメリットはほぼないなあ。
とにかくわかりにくくめんどくせー。
ネットの便利さの限界を感じた。