東海道新幹線700系撤退へ

ショックなニュースである。
回転が異常に早い東海道新幹線ならではのニュースである。
そういえば700系も500系直後に開発され15年ぐらいになるだろうか。
新幹線ではモデル末期ということだね。
一番かっこ悪い新幹線と思っているがなくなるというのは悲しいね。
もう一つ
N700Aへの移行で最高速285キロに統一されるという。
この話を聞いてピンときたのが1990年代に300系が登場した時。
のぞみと0系100系の速度差が50キロもあった。
おかげでこだまやひかりが待避線に入ってのぞみが追い越すというのがつらい。
そこでのぞみを連続で出発させて各駅で2本追い越させるという荒わざ。
当初の1時間2本というノルマを無理やりクリアした。
300系の量産が1992年から、700系の量産が1998年からとある。
この間に西日本の500系がデビューしている。
新幹線が急激に高速化していたわけだ。
理由は東海道から0系100系のしめだし。
本当の高速化はこだまやひかりの高速化である。
先行するひかりがのぞみに追いつかれること無く逃げて待避線に入る必要がある。
そのためにはのぞみと同じスピードでなければならなかったわけだ。
700系の量産で100系まで追い出して、こだまひかりを300系にしたことで
東海道新幹線の270キロ運転は完成した。
そして15年経って、また同じパターンになったわけだ。
N700Aの285キロ運転のためには270キロの700系をしめだす必要があるということか。
バックトゥザフューチャーの話を書いたばかりだが
長く生きているとタイムトラベルのような気分になる。