最近、多くの人のブログに禁煙しました、というネタを散見する。
ひとつは今回の大増税が引き金になっている。
私はかつてライトスモーカーだった。
セブンスターが220円か230円くらいの時にやめてしまった。
入院がきっかけだった。
ライトスモーカーだったのでそれほどの大きな苦しみは味わずにすんだ。
自分に関係ないのですぐに忘れてしまうのだが
今のタバコの価格は大変高価らしい。
どちらにしろ低所得の私に見合う趣味ではなくなっているようだ。
次に禁酒。
アルコールを悪とするか、適量(ごく少量)なら薬膳とするかビミョーである。
私は例外にもれずアルコールが大好きなのでやめられるか自信がない。
とりあえず、外食としての飲酒は一切しない。
ビール700円、チューハイ450円はやはり高価である。
外で飲めばつまみは美味しいし、仲間との話も盛り上がれば
1杯、2杯ではすまなくなる。
というわけで、誘われても断ってしまう『付き合いの悪い奴』となってしまった。
家では毎日晩酌しているが、100円程度の缶チューハイを2本から4本。
いっぺんに飲まないで食前、風呂あがり、寝る前のくつろぎの時間(パソコンやビデオ)
に振り分けて飲むので、酔っ払うという雰囲気は無い。
その内の1割から2割は嫁さんが飲むので、もっと摂取量は少ない。
さすがにもうちょっと、という時は大事に抱えているお取り寄せの焼酎をちょっと飲む。
トータルのアルコール量はよく書かれている『適量』よりは多めなので減らしていくしか無い。
次に禁糖質、禁澱粉。
先日の何かのバラエティでデンプン、糖質は毒だ、という有名な先生が出ていた。
もともと人間にデンプンはいらないという。
現在の飽食の時代には確かに一理ある。
肉、魚、野菜でほとんどの栄養分、必要なエネルギーはまかなえてしまう。
そもそも、一般市民が飽食の時代となった歴史はかなり浅い。
明治時代までは日本でも飢饉があったと聞いている。
そして、本来ならその後の世界との貿易で経済の力で飢餓にはならないはずだったが
あの戦争のせいで昭和20年代まで日本人も飢餓と向き合っていた。
そういった生命の歴史の中で糖質は宝物であった。
少量で高エネルギーであったため神様は『甘いモノは美味しい』というDNAを我々に組み込んだ。
そして、神様は米や麦という高エネルギーの穀物を人類に与えたわけだ。
それを今さら食べなくてもいい、と言われてもDNAが何というか。
禁酒よりも辛いだろう。
あなたなら、酒とご飯のどちらを先に辞められるか。