大学の笑えない惨状〜学生の質の低下

大学は学生の確保に必死、学生の質は低下
 12年、定員割れの私立大学は45.8%にも達している。
しかも、18年には一段と18歳人口が減少する「2018年問題」を迎えるために、
大学はあの手この手を使って生き残りに必死だ。
しかし、大学の努力の末、受験してくる学生はといえば......「5+2×2−6÷3=7」といった
四則計算ができない、入学願書の記入や不明点の大学への問い合わせを母親任せにする、
さらにせっかく入学してもすぐに不登校・ひきこもりとなるなど、
質の低下を指摘する声が多く聞かれる。

                            • というコラムを読んだ。

結局、大学っていうテイが大切なんだろうね。
さらに、そのテイを裏付ける文科省助成金
最高学府というプライドがあればそれはそれでいいのだけど
どうも文科省がらみで、定員やら中退やら足かせになっているようだ。
高校は義務教育ではないのに全入制度を推し進めてダメにした。
さらに、大学の新設や学部の新設をむやみに認めた文科省
田中真紀子は正論を言っていたのにね。
許認可の既得権益と大学経営側との思惑が一致したはずだったのだけど
時代の流れは思いのほか速かったということ。
そもそも少子化の見通しが甘すぎたという凡ミスのほうが問題なんだけど。
官民双方で教育を食い物にしてきたツケが回ってきただけ。
どんなバカでも入ってきた学生をどう教育するかは大学側の自由なのに
さこを文科省が口出しするところからダメに拍車がかかる。
成績がダメなら永遠に落第させればよい。
それが最高学府のプライドだ。
それを学生の質に転嫁するのは反則だろうね。
どんなダメ大学でも頑張って勉強する学生を伸ばしてやり
社会に出してやることが本来の仕事だろう。