昼食を久しぶりに外食したあと三菱ディーラーに向かう。
出てきた営業マンはデリカD5の試乗車は今日までで明日から違う営業所へ行くという。
営業所ごとの試乗車のフルラインナップは難しいそうだ。
白いデリカD5が置いてある。
一番いいグレードでカタログで見ると397万とある。
無線キーを渡されたがエンジンのかけ方がわからない。
聞くとハンドルの付け根の突起をキーのように回すらしい。
今時スタートボタンでないのは珍しい。
サイドブレーキは足踏み、これもすぐ見つからないちょっと上の方にペダルがある。
ようやくスタートした。
さすが全幅1800の4WDミニバンである。
のそっと動き出す。
この時点では低回転でトルクがあるディーゼルの恩恵は少ない。
2500回転くらいまではどちらかと言うとだるい印象。
意外に高回転型のターボである。
普段はあまりターボを使わずに燃費に振った設定なのか。
それとも純粋にエンジンパワーに比べて車重が重いのか。
見通しの良い直線路に入りスピードを上げる。
このへんからは快適、安定感抜群である。
ターボの効く領域ではトルクが程よくボディの大きさ重さを感じない。
交差点を曲がる、ブレーキは問題なし。
車体のわりにホイールベースが短く、最小回転半径は5m台と小回りがきき運転しやすい。
がちょいとオーバースピードでぐいとハンドルを切るとおっとっと、このへんはミニバンだ。
それまで、乗用車ライクでスイスイ走ってきたけどやっぱり腰高のミニバン。
曲がるときは気をつけなければならない。
クルマの特性に慣れてくるとそこそこのスピードでコーナリングできたけどね。
ディーゼルは2グレードでだいたい350万と400万、
このカテゴリーのライバルは不在、多分殆どの客は指名買いだろう。
純粋なオンロード性能や燃費のコスパを考えて400万円はビミョーだな。
営業マンはD5の前の車種のスペースギアと比較してくれた。
パワー、トルクともスペースギアの2.8ディーゼルを上回り全高は30センチ低い。
さらにスペースギアはラダーフレームに対しD5はモノコック。
燃費まで考慮するとやはりD5なのだそうだ。