手抜き除染に怒り「何のための除染か」 

ポイントを整理してみた
放射線測定
3.11以降私らが住んでいる千葉県北西部では線量値が特に話題になった。
随分高い数値なのだそうだ。
3.11以前はこうこうなのに爆発以降はこうこうになったという。
そして正義の味方の市民団体が線量計片手に大騒ぎしていた。
★基準
それをあおるようにマスコミが数値を並べている。
高い低いの基準はどこにあるのか。
道路の片隅で高い数値だと自分たちにどのくらいの影響が及ぶのか。
0.01が0.03になったとして人体に及ぼす影響は何年でどのくらいか。
などなど科学的な検証や裏付けがないまま、危ないと騒いでいた。
★まだ2年も経っていないのに
当時、1万円以上した線量計がディスカウント店で2000円で売っている。
NHKでも各地の線量など言わなくなった。
意識していても、忘れてしまってもなんの影響もない。
そんなことにあれだけ騒いでいたのか。
放射性物質
もともと、放射線は単独では存在しない。
必ず線源となる放射性物質がなければならない。
比重が重く簡単には流れないみたいではあるが、雨の多い日本である。
度重なる大雨や台風などでそれなりに流れてしまうのが道理である。
数万年の半減期を待つ前に少なくなっていく。
除染
学校のグラウンドを中心に除染しているそうだ。
2011年末から12年の夏にかけて千葉県北西部の多くの学校が除染した。
具体的には表面の土を数センチ剥ぎとってトラックで運ぶということなのだが。
実際、発注する人たちに放射線の基礎知識があるわけでないので
お上からきた書類通りに発注するだけ。
多くの学校はその土を敷地の中の片隅に積んでブルーシートがかけてある。
除染ではなく敷地内を移動させただけなのだ。
もともと、その土を引き受けてくれるところなどあるわけがない。
市民団体が大反対するはずだし。
★業者
土建屋さんにとっては特需である。
行政の予算縮小で仕事は減っている。
技術のある職人はどんどん減っている。
そんな時に土を剥ぎ取るだけの仕事である。
大した技術もいらないし、何より道路や建物を作る必要がないので後で良い悪いと評価もない。
★というわけで
悪い業者を糾弾する前に、意味のないことを(全く無いとは言わないが)本来の業務をおやすみしてまで
土をほじくることを優先してきた人たちがまず責任を考えるべき。
彼らは『市民からの強い要望』を口にするだろうが。
責任がとれないようなことをお役人はやるべきではない。