新東名1か月 速度違反3.75倍死亡事故0

速度が大きいとそれの二乗に比例して運動エネルギーが大きくなる。
というのは物理の初歩の法則である。
だから、危険だと取り締まるわけだが。
実際にぶつからなければ何の危険もない。
なんて話をしていると水掛け論になってしまうわけだが、
今回の記事は統計的に証明した格好になった。
速度超過が事故の原因ではないということ。
地方の国道などでみうけられる片側二車線の交差点もない広い直線道路で
制限速度が50とか40の表示である。
ほとんどのドライバーが遵守していない。
そして事故が起きると『速度超過』と結論付ける。
こんなやり方を長年続けてきたわけで。
死亡事故が減少したのは取締の成果だと警察幹部は勘違いしているが
実際に事故件数は減っていないのである。
ぶつかっても死ななくなっただけだ。
もう一つ、
最近多くの高級車でレーダーなどによるプリクラッシュセーフティシステムが付いている。
うっかりやうとうとの時に威力を発揮するというのだが。
実は、このシステムはそれほど劇的な効果は望めない。
理由は簡単で、こういうシステムを大金払って取り付けようという気持ちのドライバーは
基本的に事故を起こさない優良ドライバーが多い。
レクサスの営業マンが言っていたが、新車を購入してすぐにお祓いやお守りを
購入するような人はそうでない人に比べて極端に事故率が低い。
要するに「俺は事故を起こさない」「捕まりっこない」
と思っているドライバーが一番危険なのである。