日産リーフ試乗

リーフ

http://ev.nissan.co.jp/LEAF/EXTERIOR/exterior.html
coty受賞の日産リーフに試乗してきた。
じっくりと見るのも初めてである。
外観は写真のとおりなのだが近くで見るとわりとがっちり大柄である。
EVといえばもう少しコンパクトに作るものと先入観があったが外観は思いの外ふつうである。
ドアを開けるとさらに驚く。
どちらかと言うと高級車の印象。
ドアもダッシュボードもシートも重厚である。
天井高やリアシートも余裕があり、コンパクトカーのクオリティではない。
営業マンに始動の儀式のやり方を教わる。
とにかくエンジンがないから音はなんにもしない。
カチカチウィーンという音とおせっかいなアナウンスが聞こえるだけ。
ブレーキを離すとクリープする。
このへんはプリウスと大差はない。
駐車場から通りに出るときに一時停止、この時のブレーキによる速度コントロールが難しい。
回生ブレーキとディスクブレーキとの境目でカクカクする。
これもこの手のクルマの特徴である。
さて、通りに出た瞬間から印象が変わる。とにかく快適である。
加速はウルトラスムーズ、その上加速力もある。
スピードメーターを見ていないと車速がつかめない。
ステアリングのパワーアシストは強めで軽いのだがボディやサスがしっかりしていて不満がない。
タイヤも細すぎないふつうのサイズでコーナリングもそれほど不安感はない。
ペースを上げるとロールが盛大になるがこの手のクルマでは珍しいことでもない。
多分、日産が意識したのは価格に見合うクオリティだと感じた。
なんたって400万近い価格、補助金申請で300万ぐらいのクルマだ。
フィットのようなクオリティではユーザーが満足しないのだろう。
EVはもっと軽く軽快にと思っていたが、こういう売り方もありなんだなと試乗して感じた。
れっきとした高級車である。