ノウイング映画評

映画ってホントにいいですね、と言いたくなった。
この手の終末論の映画はこの10年多い気がする。
初期はアルマゲドンのようにヒーローが地球の危機を助けてくれる、というパターン。
ところが2012のように結局、世界は終わってしまい限られた人たちで、というパターン。
そして究極がこの話のように主人公までサヨウナラのパターン。
ここまで来ると、ひたすら暗いだけである。
本当の終末思想である。
ある意味本来の終末思想である。
したがって、いろいろ意見はあるのだけど結末はこれでいいのだ。
次に、前半は謎解きが主題である。
そのままなら、週末を予告するとなるところが、助けてくれる宇宙人とつながる。
この手の話のオチを宇宙人でつけてしまうというのが安易に感じる。
地球がダメになっちまうのだからオチを宇宙人に頼るのは仕方ないけど。
ラストのそこそこの時間をそのオチに付き合うことになる。
もともと架空であるためCG技術を使うほどなんかうわついてみえてしまう。
最後に、
飛行機事故や地下鉄事故など、その緊迫感と事故シーンは素晴らしい。
地下鉄事故というとダイハードが有名だが、私はそれを超えていると感じた。
CGスタッフは有名どころを並べているだけあってどのシーンも素晴らしいデキ。
去年の10月にこの映画をみているが、自分のブログではストーリーに対する不満が書かれている。
今回、改めて見ていると『よくできているではないか』と思う。
ある程度、お金と手間がかかっている映画は2度以上観るべし。
評価はそれからである。