被災者ら高速無料 一時渋滞も

またまた悲しいNewsである。
お金の勘定しかできない役人と議員による間抜けなシステムができた。
いくつかポイントを整理してみた。
1. 証明書
料金所で証明書を見せろということだ。
被災者かどうかという判断がこのシステムの要である。それを行政に丸投げした。
ニュースでも取り上げられているように、住民なら無条件で発行しているという。
2. 誰のため
被災者のために…というのだが、本当に被災者のためなのか。
私たちが想像するところの被災者とは、家や在存が破壊されたり流されてしまっている人。
多くはクルマも流されたりしているわけで高速とは縁遠い。
結局、そうでない『被災者』が並んでまで無料の恩恵に預かる。
3. 東北のため
本来の無料化の意義は地方経済の活性化。
なのに東北旅行しようという人には恩恵がない。
本当に被災者のためというのならオール無料化すべきではないのか。
政府や官庁で「被災地でなんとかしろよ」と言っているように感じる。
4. ETC
被災証明の紙をゲートで見せるというものすごくローテクアナログな話である。
ETCに情報を埋めこんで運用すれば悪用する人間も増えるからということか。
被災証明書と身分証明書をゲートで見せて人の目で確認するというのが一番らしい。
5. バスや大型車
今回の一番の売りは大型車を無料化対象にしている点。
復興には確かに一番。
6. 千円や無料に集まる人
昨日の高速道路でも見られたことだが来週から値上げするからと駆け込む人の愚かさ。
生活必需品なら買いだめておこうかとも思うものだが
たかだかレジャーを駆け込み需要というのがなんともね。
今日のニュースでは被災証明を持った人が渋滞を作っているという。
無料だから並ぶ、というのは今に始まったことではないが
今回のシステムの意義を考えるといかがなものかと思う。