原発作業員の過酷

東電社員だろうと下請けだろうと、現場にいる人達は大変だ、
という記事を見つけた。ブルームバーグより

東京電力福島第一原子力発電所で復旧作業にあたっている数十人の技術者が、
航海練習帆船「海王丸」(全長110メートル)の船上で、震災後初めて温かい食事を口にし、
ベッドで睡眠をとった。海王丸は21日、津波の被害を受けた小名浜港に入港した。

海王丸の一等航海士、外谷進氏は40人以上の乗組員とともに、食料がなくなるまで停泊すると語った。
小名浜港福島第一原発から南約50キロメートルに位置する。

 原発で作業にあたっている52歳の男性エンジニアは23日朝、海王丸で一夜を過ごした後、
「皆、本当に頑張っている。迷惑をかけて大変申し訳ないが、状況は回復しつつある。
早く日本の皆が安心できるように全力を尽くす」と語った。

5、6号機でオペレーションを統括する東電勤務30年の同エンジニアは、
地震発生時は自宅にいたが、地震後すぐに原発に向かったという。

22日は計21人の作業員が海王丸で休んだ。現場の作業員は、震災以降、
食事はカップめんなどの即席食品、睡眠は原発の床の上という日々が続いていた。