集団的自衛権

集団的自衛権だそうである。
恥ずかしながら、ニュースでの解説や新聞の1面に書いてある程度のことしかわからない。
だからどうなのよ、ということはまるでわからない。
ネットを見ていると、そこがわかりやすく書いてある。
『戦争を始める』とか『徴兵制が始まる』とか。
へぇ〜、軍国主義に戻るということなのか。
確かに、そう書いてあるほうがキャッチーでわかりやすい。
ところがである。
テレビやネットで言うようなわかりやすいことなんだろうか。
そんなに簡単に日本は戦争に突入できるものなのか。
私を含めた一般市民にわかりやすいことほど『嘘』が多いのも事実だ。
例えば
3.11直後、福島原発が危ないということになる。
本来なら目の前にある危機を回避するのが最優先のはずなのだが
当時の政権やその首相はひたすらスタンドプレーに徹してしまった。
実際はスタンドプレーではなかったのかもしれないが、
結局、官邸と東電本社の会議室が事態を悪化させてしまった。
最前線の情報もそこにいる人達の気持ちも汲み取れずに保身とスタンドプレーに徹して
結局、最悪の事態を招いた。
爆発してから自衛隊のチヌークの出動となったわけだが。
例えば竹島を挟んで韓国軍と、もしくは小説『宣戦布告』のように北朝鮮軍と、
何らかの形で対峙した時に、3.11の管政権と同じでいいのか。
安倍政権の今回の手法がベストとは言えないし、
戦争は反対だが、最前線にいる自衛隊員が身動きできないのでは困る。
多くの日本人が青いシャツ着て「ニッポン、ニッポン」と叫んでいる時も
自衛隊員は見えない敵に対して訓練を続けているのである。
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