日本の観光産業その一

外国人観光客が減少しているようである。
経済的な理由も多々あるのだろうがここはひとつ
日本の受け入れ側の観光産業について考えてみた。

ポイント1  人が集まれば良しとする
たくさんのお客さんに来て欲しい、と思うからこそなのだが
コンテンツをどうするということは考えていない。
それを考えるのは行政とばかりに、バブル期から全国に
自然を破壊して観光施設を作るというのが流行った。
TDL佐世保ハウステンボスの成功をいいことに
(ハウステンボスは結局破綻したけど)
全国に第三セクターという錦の御旗を掲げたテーマパークが出現。
ことごとく破綻して住民の未来への借金となる。
バカ地方役人からして観光をナメている。
ポイント2  観光資源
観光資源のあるところにことごとくおみやげ物屋が並ぶ。
観光客から金をむしり取るのには一番の方法なのだが
そのほとんどが観光資源に対してマイナスにしか見えない。
代表的なのが尾瀬や富士山。
あんなところに商魂たくましくいろいろな物を売る。
そのゴミや客の糞尿は後回しになり環境破壊につながる。
観光資源ありきの商売が資源そのものまで食いつぶそうとしている。

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以下次号に続く