トヨタ系列になったスバル店の苦悩

スバルが水平対抗エンジンを20年ぶりにモデルチェンジ
というニュースが流れたのが先週。
早速週末にスバル店に行って情報収集。
ニューエンジンは10月にMCのフォレスターから始まって順次載せ替えていくとのこと。
ところが営業マンから先に言われたのが
「それでも4ATですよ」
化石と言われているスバルの4ATは今後も健在である。
スバルはCVTを持っているので多段ATには興味がないらしい。
実際に乗り比べてみても4ATと5ATでは燃費の差も価格差ほどではないらしい。
それにしても300万円のクルマに4ATとは営業サイドからすればなんとも、である。
次にオール3ナンバー化したラインナップである。
先代レガシイが3ナンバー化した時のファンの落胆は大きかった。
それでもワイドトレッド化による利点はそこそこあったしワイド化と言っても
それ程極端なものではなくそれまでのレガシイの伝統は生きていた。
実際近くでみると確かに質感やカタマリ感はあるし黒いB4はけっこうカッコよかった。
ところが現行レガシイはひどい。
デブである。
と、私が個人的な感想を言っても始まらないのだが。
先代B4に乗っている人が来店して営業マンが新型を勧めると
客は駐車場に止まっている先代のB4と現行車並んでいる方を指さして
「どちらがカッコいいと思うか」と言うそうである。
営業マンは何も言えなくなるそうだ。
スバルはもともと持っていた軽自動車のラインをすべて廃止してダイハツ車を売っている。
(一部カタログモデルはあるが)
スバルオリジナルのまったく売れなかったRシリーズは面白かったが
その後のシリーズは無個性のスバルらしくないものばかり。
売れ線のダイハツにしたのはよかったのではないかと思っている。
実際適当に売れているそうだが、これまでのスバリストと呼ばれる顧客は逃げているそうだ。
スバル店の苦悩はつづく。