沖縄久米島の団体観光


沖縄には何度となく来ているが観光バスでの観光ははじめてである。
それも今回は離島の久米島
確かにすばらしい島なのだが物見遊山の観光として調べてみるとそれ程見所も無い。
現地で観光コースを聞くと案の定、観光は一日4時間前後。
あとはホテルに戻ってフリータイムになる。
と言うわけであまり期待はしていなかった。
ツアーの要、添乗員さんとは那覇空港で合流。
20代の快活なお嬢さんだった。
島についてバスに乗るとマイクを取ってツアーの説明に入る。
その取っ掛かりが「みなさんコンバンハ、ようこそ久米島へ、アハハハ!!」
ファニーフェイスといい、いきなりのアハハハといい、B型の条件を満たしている。
あとで聞いたらB型だそうだ。
笑顔を絶やさず好感の持てる添乗員さんであった。
バス観光は翌日から。
サビが浮いた観光バスがホテルに来る。確か久米島交通だった。
運転手さんは女性。真っ黒な長い髪をポニーテイル。
浅黒く目鼻立クッキリ、宮里藍系の見るからに沖縄の女性である。
40代から50代、髪が黒くてツヤツヤで肌もツルツルなので沖縄の女性は年齢がわかりにくい。
この会社はバスガイド職がなく運転手が首にマイクをつけて案内するそうだ。
「皆様おはようございます」の高い声は熟練のガイドさんそのもの。
もしかしたらガイドだった人が大型二種をとらされたのかもしれない。
この運転手さんのガイドが絶品。
先にも書いたようにたいした観光場所など無いのだが、それぞめの場所を丁寧にかつ楽しく説明してくれる。
公共事業予算が削られて島のいろいろな工事が中断した話など時事ネタもガッツリ。
団体のバス観光などとバカにしていたが案外良いカモしれない。
以前にバス観光したとき、事あるごとにトイレ休憩とかこつけてみやげ物屋ばかり連れていかれたが
今回はそういうことも皆無、というか久米島にそういう施設がないらしい。