沖縄に「悲願の」鉄道誕生?

県が要望へ、というニュース。
沖縄県民はゆいレールだけではお気に召さないらしい。
沖縄自動車道那覇空港近くから名護市許田までできたし。
混雑する名護市内を迂回するトンネルもできたし。
移動はだいぶ楽になった。
さて、このニュースのポイントはここではない。
総事業費は6100億円と見積もる。
開業後30~40年で黒字化すると見込む。
というところだ。
沖縄は日本復帰後、振興のために人口に対して過分な税金が投入されている。
離島の役場でも立派な庁舎。
本島に近い島は片っ端から立派な橋がかかっている。
島の大きさや住民数を考えても明らかに過剰だと思われる橋が多い。
そういう風土からなのか、はわからないが
30年40年で黒字化、というのは明らかに40年だろう。
さらに政府や行政のこの手の通行、利用予測で正しかったことはほとんどない。
地方に行けば行くほど誤差は膨大になる。
40年先なんて今40歳の働き盛りの人はボケ老人。
50代の計画の決済、責任者はこの世にはいない。
作っちまえばこっちのもの、という考えなんだよなあ。
基地問題にしても、県民の生活にしても本気で振興策を考える時期に来ている。
戦争の悲劇を伝える人は若くても70代後半。
あの長寿で有名だった県民の平均寿命はあっという間に下位に。
進学率などの教育に関わる数字も下位にある。
観光資源である自然を道路や箱物や基地や鉄道でつぶしても沖縄振興にはならないことを
そろそろわかってもいい頃だろう。
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