泡盛と言えば久米仙


泡盛でポピュラーなブランドに久米仙がある。
たいていの泡盛の蔵元は本島にあるそうだが久米島にも二件あるそうだ。
その中でも全国区なのが久米仙である。
観光バスで団体で工場見学に行った。
通りから山に向かう狭い道に入る。この時点で観光バスのはばいっぱい。
さらに途中で丁字路を左折する。突き当たりに工場が見えてくる。
工場としてはそれ程大きな建物ではないがこの島の中では最大規模の工場だな。
工場見学と言っても地下の泡盛を寝かせるカメ置き場を見せるだけである。
カメがズラッと並んでいるのは壮観である。
ガイドさんも説明する人も「試飲」を強調する。
どんだけ飲ませてくれるのかと楽しみに歩いていくと
試飲会場は事務所の片隅のスペース。
ちゃぶ台程度のテーブルに何本かの久米仙とおちょこが置いてあるだけ。
バス一台分の人が入れない。それも立ちのみ。
家族連れ二組ぐらいが調度良い程度のキャパである。
10年ものの古酒も飲めると言うのだがそれ程ありがたみはないかな。
久米仙はこの工場のみの出荷だそうである。
類似品には…といわれた。
ホテルの近くのスーパーでおみやげに買ったのは「久米仙」ではなく「久米島」という
ブランドであった。きっともうひとつの蔵元であろうか。