地震は政局への神からの警告か

関東地方では1日おきに地震を感じている。
気象庁などがいろいろ断言しているが、残念ながら地震の科学は
まだ歴史が浅く昭和30年代にようやくプレートの考え方が広まったにすぎない。
40年代にはそれをヒントに鬼才小松左京のあの名作が生まれる。
その後、予知へ向けて一気に進化すると思われていたが
ご存じの通りの状態である。
昭和から研究が進んでいる100年周期程度のプレート型地震がようやく
わかりかけたところで予知は数十秒前程度、もっと手前で前兆を予知
できるのだそうだがその前兆がいつどのくらいの規模で起きるのかを
まだ判定できるレベルには無いようである。
まして、最近大被害を起こした大地震は神戸や新潟、東北など
活断層による直下型地震でこちらの研究は始まったばかり。
予知は不可能とされている。
したがって私たちはそういう外部情報をアテにせずに日頃から地震に対する
備えが必要となるわけである。
天災は忘れた頃にやってくる…寺田寅彦の名言だ。
ところが今舌戦をしている選挙活動はいかがなものか。
何を無料にする、何に予算をつける、とばらまき一色。
現在800兆円(多分?)の借金があることなど我、関せず。
どうせ次の世代が考えればいいだろう、今が良ければそれで良し。
というキリギリスみたいな人たちが日本を動かしている。
当然、そんなことが良いわけがない。
神は地震を起こして明日への備えを説いているのではないか。
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