さて、厚労省分割論。

思えば今は亡き橋本政権の時に政府のスリム化がなされた。
いくつかの省庁を統合していった。
これはこれですばらしいことだった。
縦割りが減って人員が削減され、効率のよい無駄のない
行政になるのかと多くの人が思った。
ところが有名大卒の官僚はそこまでおひとよしではない。
自分たちの既得権益はいっさい手放さない。
自分たちの首を切るわけもなく天下り先確保も念入りだ。
仕事が減らないから人が減らずそれどころかさらに利権を追い求めて
仕事を増やそうとしている。そんな中の分割論。
彼らの理想は利権と保身のみだ。効率や節約の文字はない。
やはり同じ頃に学校の教育課程の大幅見直しがされた。
教科書が難しすぎるから簡単にするというのだ。
勉強する時間、授業数も減らした。
当時ほとんどの教育関係者がわかっていたことだが学力不足が問題となった。
ところが本当の問題はそれだけではない。
児童生徒が勉強しないのだ。
自宅でほとんど勉強しないという生徒が大多数になった。
また、勉強や教科に対する興味関心も薄れている。
教科書が難しいなら簡単にしてやる、授業を減らしてやるという
実は大人の(官僚の)足元を見ているのである。
中身を吟味することなく看板や体裁だけをすげ替え、
利権や既得権益だけを追求する彼らのやり方は
日本をダメにする、ダメにするのを加速させている。
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